長崎の王道観光地を巡る旅 パート2

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長崎県は江戸時代から外国との交流の玄関口としての役割を果たし、異国情緒溢れる土地として現在まで発展してきました。カトリック教会が多く点在し、五島列島の教会群も今では広く知られるようになり、観光客が訪れるようになりました。また多くの観光地がある一方で、第二次世界大戦中には二発目の核爆弾が投下された被爆地として、平和の尊さと核兵器や戦争のの悲惨さを今に伝える役割も長崎市は大きく担っています。今回はそんな長崎市の観光地を前回から引き続きご紹介します。

 


1. 平和公園、平和資料館

2.浦上天主堂

3. 出島

4. グラバー園

5.まとめ


1.平和公園、平和資料館

1-1平和公園とは

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平和公園は長崎の原爆で亡くなった方、また先の大戦で亡くなった全ての人を偲び、戦争の悲惨さと平和の尊さを今に伝えるために作られました。平和公園内には平和を願うモニュメントや芸術作品が展示されており、公園の中心には平和祈念像が建てられ「右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈る」とちう作者の言葉が台座の裏に刻まれています。楽しい観光ももちろん大切ですが、今に生きる私達が忘れてはならないことがあるということを思い出させてくれる場所です。長崎に来たら一度は必ず訪れて欲しいと思っています。

 

1-2平和公園へのアクセス、料金

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JR長崎駅前から路面電車赤迫行)で平和公園下車、徒歩3分

駐車場は近くに多くありますが、値段には差がありますので利用時間等を考慮の上、事前に調べておくことをおすすめします。


1-3長崎原爆資料館とは

長崎は広島と共に原子爆弾が投下された街でもあります。核兵器の悲惨さと平和の尊さを伝えています。原爆によって被爆した実物の展示や、当時の様子を収めた写真などが展示されているほか、原子爆弾の原理や放射能の恐ろしさなども伝えられています。また長崎に原子爆弾が投下されるに至った経緯や、その後の復興の様子、後遺症についてなどの記録もしっかりと残されています。館内にはボランティアのガイドさんもおり、見るだけではわからない展示の解説などを丁寧にしてくださいます。


1-4 長崎原爆資料館 アクセス、料金

JR長崎駅から
路面電車赤迫(あかさこ)行で原爆資料館(旧名称:浜口町)下車徒歩5分。バスでは滑石(なめし)、時津(とぎつ)、女の都(めのと)方面で浜口町下車徒歩5分。

駐車場

普通車71台、バス12台駐車可能。
料金普通車で最初の1時間が100円、その後30分ごとに100円加算されます。

料金

大人:大人:200円
高校生:高校生:100円
中学生:中学生:100円
小学生:小学生:100円

2.浦上天主堂

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2-1浦上天主堂とは

浦上天主堂は元々、江戸時代のキリスト教禁教令の廃止により、信仰の自由を手にした隠れキリシタン達と外国人宣教師によって1914年に東洋一のレンガ造りの大聖堂として完成しました。しかし1945年、原爆により建物は破壊され、殆どが見る影もなくなってしまいました。
現在の建物は1959年に鉄筋コンクリートで再建されたものであり、1980年にはレンガタイルで改装工事を行い、当時の姿に似せて復元されました。浦上天主堂の周りには原爆で破壊されたかつての浦上天主堂の跡地や痕跡があり、原爆の悲惨さをここでも知ることができます。ちなみに教会内は、観光客は手前までしか入れず、内部の見学はできません。

2-2アクセス

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バス:天主堂下・センター前・神学校前停留所から徒歩1分
路面電車平和公園電停から徒歩8分

駐車場はありません。教会を少し下ったとこに30分、100円のコインパーキングがありますよ。

3.出島

3-1出島とは

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出島という単語は教科書に出てくる単語の中でもなぜか忘れにくい単語のようで、名前と扇型という形だけは知っている人も多いと思います。出島は江戸時代、唯一の外国との交流の場として外国人が住み、貿易が行われていました。開国後は長崎の発展に伴い、周辺が埋め立てられていき、一度は姿を消したものの、第二次世界大戦後には出島の復元作業が本格化し、当時の出島の様子を今に伝える博物館的な役割を果たすようになり、今に至ります。復元とはいえ、当時の様子や実際に使われていた道具、発掘調査で出土した交易品なども見ることができます。

3-2アクセス、料金

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公共交通機関でのアクセス

長崎駅から
路面電車崇福寺行き」に乗車し、「出島」で下車、徒歩すぐ(または「新地中華街」で下車、徒歩1分)

路線バス長崎駅前南口から「新地ターミナル行き」に乗車し、長崎新地ターミナルで下車、徒歩5分


車でのアクセス

JR長崎駅から約6分[長崎自動車道長崎IC・ながさき出島道路から約1分]

専用駐車場はありませんので付近の駐車場を利用してください。

料金

大人:大人:510円
高校生:高校生:200円
中学生:中学生:100円
小学生:小学生:100円

 

4. グラバー園

4-1グラバー園とは

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グラバー園、名前くらいは多くの方がご存知だと思いますが、イメージとして、なんか洋風の庭と建物があるくらいしか知らない人も多いと思います。グラバー園スコットランドの貿易商人、トーマス・ブレーク・グラバーが邸宅として使っていたグラバー邸をメインに3つの国指定重要文化財の住宅と、長崎市内に残る貴重な洋風建築を見ることができます。特にグラバー邸は現存する日本最古の木造洋風建築で世界遺産にも登録されています。
グラバー園の中は日本というよりはヨーロッパのような雰囲気が広がり、日本が開国したばかりの頃の外国人の暮らしを知ることができます。私が訪れた時はグラバー邸は修復工事を行っており、中には入れませんでした。残念.........

そういえば園内のどこかの石畳の中にハート型の敷石が2ヶ所埋め込まれているそうです。これを探し出して手で触れると恋愛が成就するとも言われているためか、周りに若い男女を見かけることも多かったです。

4-2アクセス、料金

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JR「長崎駅」から路面電車崇福寺』行で8分 「新地中華街」で下車し『石橋』行に乗り換え「大浦天主堂」下車、徒歩で5分


グラバー園には専用の駐車場がありません。近くにある有料駐車場を利用してください。駐車場の料金設定は駐車場毎に異なっているため、事前に調べておくことをおすすめします。

料金
大人:大人:610円
高校生:高校生:300円
中学生:中学生:180円
小学生:小学生:180円

5.まとめ

今回も長崎市内の観光地をご紹介してきました。パート1とは違い、今回紹介した観光地は遊びというよりは学びが多い場所が多かったと思います。その分、長崎の歴史や文化を知りたいと思っている方には興味を持って頂けたとのではないかと思っています。少しでも興味を持っていただけたのなら是非次の旅行先に長崎を選んでみてはいかがでしょうか?