世界遺産にも登録された、炭鉱の島軍艦島を紹介

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https://ja.m.wikipedia.org/より引用

 

軍艦島とは

 

 

軍艦島は、正式には端島といい、明治時代から昭和時代にかけて海底炭鉱によって栄えました。最盛期には東京以上の人口密度を記録しています。しかし、1974年の炭鉱の閉山にともなって島民が島を離れてからは、長らく放置されていましたが、近年になって観光地として整備され、世界遺産にも登録されました。
今回はそんな今話題の軍艦島の魅力やアクセスの仕方をご紹介します。

 

1.軍艦島へ行ってみた。

2.軍艦島へのアクセス

3.まとめ

 

 

1.軍艦島へ行ってみた

 

1-1軍艦島上陸まで

 

今回は軍艦島クルーズ株式会社さんの軍艦島上陸クルーズを利用して軍艦島に向かいます。まずは事務局へ行き、事前にネット予約しておいたチケットの購入と誓約書にサインします。

 

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そしてすぐそばの港から出航です。軍艦島までは船で20分程ですが、途中、軍艦島と同じように炭鉱として栄えた島、高島に寄り道をします。

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上陸時間は少ないですが、高島・軍艦島石炭資料館を見学し、軍艦島の模型の前でガイドさんから上陸地点の説明や、周遊の際の見どころの説明を受けました。

この日は天候的に上陸できるか微妙ということでとりあえず近くまで行ってみるということでした。

1-2いよいよ軍艦島上陸

 

天候はなんとかなり、いよいよ軍艦島に上陸します。元の軍艦島は今の軍艦島より小さく、周囲は埋め立てて作られています。

 

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そして上陸すると目の前には時を止めた街並みが目の前に広がります。全員が軍艦島に上陸するとガイドさんが上陸地点から見える建物についての説明をしてくださいます。


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その後観光ルートに数カ所ある解説ポイントを回り、当時島の人々がどのような生活をしていたのかを知ることができます。そして最後の解説ポイントには日本最古の鉄筋コンクリートの集合住宅が未だに残っており、その様子を見ることができます。

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上陸時間は20〜30分程で自由時間もありますが、島の中は殆どが立ち入り禁止エリアのため、奥まで入っていくことはできません。

しかし、それでも遠くから写真を撮ったり、景色を眺めたりとしているとすぐに出航の時間になってしまいました。

 

1-3軍艦島周遊

 

上陸してみることができる軍艦島はほんの一部ですが、今回のクルーズでは軍艦島を一周し、ガイドさんの解説を聞きながら、遠目ではあるものの、立ち入り禁止区域の建物も見ることができます。

 

かつての病院や学校なども確認できます。また炭鉱から掘り出していらなくなった岩を海に捨てるために無理やりアパートを貫通させて作ったベルトコンベアーの跡なども見れますよ。

 

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2.軍艦島へのアクセス

軍艦島へのアクセスができるのは特別な許可を得ている5社のみで、各社、一日2便、一日中合計10便運行されています。今回はそんな5社の特徴を紹介していきます。


2-1軍艦島コンシェルジュ:株式会社ユニバーサルワーカーズ

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http://bit.ly/2PaVDkrより引用

 

この会社の特徴はなんといってもその上陸率の高さです。他社が7〜8割なのに対し、ここだけは9割近い数字を残しています。

そのため確実に上陸したい人にはおすすめです。また使われている船も新しいため、船の揺れも抑えられています。軍艦島デジタルミュージアムでの特典などもついたオプション付きチケットなども販売していますよ。

料金
大人4,000円
中高生3,300円
小学生2,000円

ホームページ
http://bit.ly/2PaVDkr

 

2-2軍艦島上陸クルーズ: 軍艦島クルーズ株式会社(高島海上交通グループ)

 

この会社の特徴はガイドさんの知識も豊富であり、高島の高島・軍艦島石炭資料館が見学できる点です。さらに軍艦島の周遊もしてくれるので個人的に一番おすすめですが、晴天でも結構揺れます。船酔い注意です。

 

料金
大人:3600円+施設使用料300円
子供:1800円+施設使用料150円

ホームページ

http://bit.ly/2PfiVWy

 

2-3軍艦島上陸周遊コース: やまさ海運株式会社

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http://j.mp/2PaZUo4より引用

こちらの会社の特徴はなんといっても船の大きさです。クルーズ会社の中でも最大級のクルーズ船のため大きく揺れることもなく快適な船の旅を楽しむことができます。またゆっくりと軍艦島を一周するため、立ち入り禁止ゾーンを船から見ることができます。

 

料金
大人4200円+施設使用料300円 子供2100円+施設使用料150円


※インターネットから早割を申し込むと最大で20%OFFです。

 

ホームページ
http://j.mp/2PaZUo4


2-4軍艦島ツアー: 株式会社シーマン商会

 

こちらの会社のクルーズの特徴はガイドさんとプレゼントにあります。
ガイドさんはNPO法人軍艦島世界遺産にする会」の理事長さんが務めており、トークスキルはピカイチです。また乗船した全員に上陸証明書と石炭が記念品としてプレゼントされます。

 

料金
大人3600円+施設使用料300円 中高生2800円+施設利用料300円 子供1750円+施設使用料150円

ホームページ
http://j.mp/2nGaQ0c


2-5アイランド号: 第七 ゑびす丸

 

上記4社とは大きく雰囲気の異なるクルーズになります。クルーズ船とは名ばかりの漁船ですが、貸切にすれば値段は他社よりも安くなりますし、釣りを楽しみたい人専用という感じがします。上記四社は長崎市内の港から出航しますが、このアイランド号は長崎市内から車で1時間ほどのところにある野母崎から出航するためアクセスし難いという面があります。しかし一味違う軍艦島クルーズを楽しみたいという方は是非一度乗船してみてはいかがでしょうか?

料金


1~4名(1隻):24,000円
5~7名(1人):5,250円
8~14名(1人):4,200円
15~20名(1人):3,150円


ホームページ
http://www.7ebisumaru.com/

 

2-6注意事項

どの会社についても天候不順などにより出航、上陸ができない場合があります。


3.まとめ

 

今回は長崎の世界遺産軍艦島をご紹介しました。長崎市内の気軽に行ける観光地とは違い、事前予約の必要性や観光に時間がかかるという点はありますが、それでもあの雄大軍艦島の姿を間近に見ることができるのは貴重な機会だと思いました。少しでも新たに世界遺産に登録された軍艦島に興味を持たれた方は次の旅行先に軍艦島を選んでみてはいかがでしょうか?